築城基地 航空祭 2017に行ってきた!駐車場や注意点などを解説します。

戦闘機はお好きですか?
みなさんこんちは!カツオです。[@katsuo_dengon ]

先日開催された「築城基地 航空祭 2017」に行ってきたのでレポートしますね!
予定が合えば必ず行ってたのですが昨年は次男が産まれてまだ3ヶ月だったので見送りましたので2年ぶりの参加になります!

私の住む福岡県大川市から基地のある福岡県築城郡まではおよそ150km。かなりの走行距離になりますがそれでも行きたい!と思うイベントです。
今年は終了してしまいましたが、このレポートが来年に向けて参考になれば幸いでございます!

基地詳細


航空自衛隊築城基地
所在地: 〒829-0151 福岡県築上郡築上町西八田
基地面積:約271万㎡
隊員数:約1500人

滑走路:長さ約2400m 幅45m、ほぼ東西方向に配置

主要装備品:
F-2戦闘機、T-4練習機、ペトリオット地対空誘導弾、基地防空火器、軽装甲機動車など

基地の広報番組:ホットスクランブル
放送局:スターコーンFM 76.7MHZ
放送時間:
(京築地域)毎週金曜 20時~20時30分(再放送:土曜 15時~15時30分)
サイマルラジオにも対応。


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築城基地の部隊編成


・第8航空団 飛行群

防空行動・領空侵犯に対する措置・地上又は海上の行動に対する支援。
・第8航空団 整備補給群
航空機・車両や器材の整備、物品調整、保管・供給。
・第8航空団 基地業務群
基地防空、飛行場の管理、施設維持補修、消防、警備、給養、福利厚生・衛生等の実施。
・第2高射群 第7高射隊
防空網を突破して北部九州に接近する目標を、地対空誘導弾により撃墜する任務。
・西部航空施設隊 第3作業隊
西日本各基地・分屯基地において各種の土木工事の実務。
東日本大震災の瓦礫の撤去作業なども従事。
・航空保安管制群築城管制隊
築城基地や周辺を飛行する航空機を誘導し、航空機を安全に離着陸させる任務。
・航空気象群築城気象隊
全国各地の飛行場・各飛行コースの気象状況を把握しパイロットに説明、航空機を安全に飛行させる任務。
・築城地方警務隊
航空自衛隊の犯罪捜査及び交通統制、警護等の保安業務。

参考:築城基地:部隊紹介

築城基地航空祭とは?

航空自衛隊築城基地で年に1度開催されるイベント。
地域との交流や航空自衛隊に対しての理解を深めてもらうのが主な目的です。

各種戦闘機の展示飛行、機体や武装の地上展示などがありミリタリーが好きな方には最高のお祭りです。その他にご当地アイドルがきたり、かなりの数の屋台が立ち並んだフードコートも。
また、基地でしか買えない限定のアイテムやお土産などもあり毎年集めたくなってしまいます。

なんといっても目玉のイベントはブルーインパルスのアクロバット飛行。
全国で年間20回ほどブルーインパルスの飛行展示を見る事ができますが、2017年度の九州では4回開催されたうちのひとつ。
航空祭は数少ない展示飛行を見られるチャンス!

九州で他の航空祭は、福岡県の「芦屋基地」、宮崎県の「新田原基地」にて開催されています。
福岡は2回も航空際があるのでイベントに関しては恵まれた地域。それだけに防空の要の土地でもあるということなのですけどね。

アクセス方法


車の場合


築城まで九州自動車道が利用できます。

私の場合は八女インターからのったので距離は135キロ程度。
高速代は日曜の3割引がきいて2340円でした。

駐車場は?


3通りが考えられます。

築城基地臨時駐車場を利用。
6箇所くらい準備されていて、そこから有料のシャトルバスで基地まで移動します。
シャトルバスの利用料は場所によって違い200円前後。
メリット:たくさんの台数が停められるので安定。
デメリット:シャトルバスの順番待ちに制限される。基地に近いところは競争率が高い。

個人の敷地を駐車場として解放しているのを利用。
築城基地の周辺にありますがたくさんは停められない。
駐車代は2000円。
メリット:基地にとても近い。
デメリット:駐車代が高い。台数が少ないので競争率が高い。

少し離れた駅の駐車場を利用。
3駅くらい離れると余裕で駐車できます。
豊前松江-築城で230円。
メリット:臨時駐車場にあぶれた時におすすめ。
デメリット:電車の時間を把握しておきましょう。

電車の場合


築城駅で降りて徒歩10分
JR久留米-築城だと4500円くらいかかります。

航空祭に行く時の注意点


私自身の経験則なので人によっては参考にならないかもしれませんが思いついた注意事項を書きますね。

何時頃に行けばいいの?


開場は朝の8:00からですがなるべく早く行きましょう。
開門は6:30なので早い分には問題ありません。ただしエプロン地区は準備完了まで入場制限されています。
遅くとも7:30には着いておいた方が無難です。
入り口では手荷物検査があります。ここで流れがとまるので少し時間がかかります。
飲みかけのペットボトルなどないか聞かれるので持ち込む物には注意が必要です。

服装はどんなかっこうがいいの?

開催される日程にもよりますが、かなり寒い事が多いです。特に展示飛行を見るエプロン地区は遮るものが無いですしコンクリート上はとても冷えます。
防寒対策はしっかりとしていきましょう!

何を準備したらいいの?


・ブランケット
寒いのが苦手な方は必須です。

・手袋・マフラー
持てるなら持って行きましょう。

・飲み物
そこまで暴利ではありませんが屋台のドリンクは高いので持って行った方が無難です。

・食べ物やおやつ
屋台でご飯買えばいいや。と思いますよね?
わたしも最初はそうでした。でも飛行展示を見ていると買いに行くのに時間をとられたくないんですよね。飛行展示が無い時間帯は考える事は同じでめちゃめちゃ混みますし。
そこまで屋台飯に興味がなければ昼食も用意して行った方が無難です。

・ウェットティッシュ
手洗い場もありますが遠いので持って行きましょう。格段に快適になります。

・ビニール袋
ゴミを集めるのにあると便利。

・お立ち台(折りたたみ椅子)
無くてもいいですがあれば撮影の時に役立ちます。夢中になって落下注意。

快適にすごすには?

キャリーなどで持ち運べるくらいのアウトドア用品を持って行きましょう。
格納庫前のエプロン地区で飛行展示を見物する事になります。
初めて行った時は地面に引くシートだけ持って行ってましたがコンクリの上はめちゃめちゃ寒いです!
何度か行くうちに装備が充実してきて、今は地面に引くブルーシート、その上に厚みのあるキャンプマットを引いています。これでコンクリートからの冷えをカットできます。
ちびっ子がいる家庭は敷物で見物するのがおすすめです。

大人だけならゆっくり座れる椅子だけでもいいですが、なぜ頭にかぶっていか知りませんが長男が持っているような小さなテーブルがあるととても便利です。
写真の右側の長椅子と写っていないですが2脚の椅子も持ってきています。


キャンプマットは値段も手頃でとにかく便利。
チェアーは好みの物を買いましょう。コンパクトタイプのものは小さくなりますし軽いですが、その分強度が弱いので座る時に気を使います。値段もお高め。
ベンチタイプは無くてもいいですがあると便利程度。
キャリーカートは荷置きの形状に注意してください。荷置きがフレームだけの物は細いものがスポッとすり抜けちゃいますからね。

紹介したマグナカートは耐久性が高く人気ですが、荷を固定するゴムひも無しの値段です。1本、2本セットのものもありますが少し高いので個別で買った方がお得です。BUNDOKのキャリー用替えゴムひも はAmazonで350円くらい。固定する紐は2本無いとグラグラするので合わせて購入しておきましょう。

基地内で行われているイベント


2017年度の内容で説明していきますね。
開門は6:30くらいで中には入れますがエプロン地区は準備が整うまでは入れません。
開場時間は8:00〜15:00です。

写真を撮れてないものもありますがご了承ください。

展示飛行

オープニングフライト / 8:15〜8:30
F-2×6機によるフライトで来場者を歓迎してくれます。
6機が飛ぶのはオープニングフライトだけでした。


写真無し

航過飛行 12教団 T-7×4 / 8:35〜8:45
防府北基地の第12飛行教育団によるフライト。
T-7は、航空自衛隊の初級練習機。


航過飛行 13教団 T-4×4 / 8:50〜9:00
芦屋基地の第13飛行教育団によるフライト。
T-4は、航空自衛隊の中等練習機。現在のブルーインパルスでも採用されている機体。


模擬空対地射撃爆撃 8空団 F2×4 / 9:10〜9:30
築城基地の第8航空団によるF-2を用いた地上爆撃の模擬。
模擬のため投下は爆音で再現されます。
F-2は2000年から部隊配備され始めた日米共同開発された機体。


飛行展示 AH-64 9:35〜9:50
AH-64 アパッチによるフライト。
上昇性能や旋回性能を見せてくれる。
これを見たとき感じたのは「標的にされたら逃げられないな・・・。」でした。


機動飛行 F15×1 / 10:00〜10:10
新田原基地の第5航空団によるフライト。
F-15 イーグルは航空自衛隊の主要装備のひとつ。200機ほどが配備されている。
アフターバーナーを用いた飛行は見物。高速で飛行区間を横切る時は爆音が遅れてやってきます。


ウイスキーパパ競技曲技飛行 / 10:15〜10:45
世界選手権日本代表チームが母体となった競技曲技飛行チームによるアクロバット飛行。
機体はプロペラ機で、ドイツのエクストラが制作する曲技飛行用飛行機を使用。
とんでもないアクロバット飛行を見せてくれます。
これ「落ちてるんじゃないの?」と思うような動きでパイロットの技量のすごさにびっくりしますよ。


写真無し

デモスクランブル 8空団 F-2×2 / 11:25〜22:30
築城基地の第8航空団によるF-2のスクランブルのデモ。
飛びません。スクランブル時のパイロットの行動を実演してくれます。


午前中はここまで。午後は2つしか展示はありません。
これが終わる前に屋台にいってお昼を確保しておかないと激混み昼食バトルに巻き込まれますよ。


機動飛行 8空団 F-2×2 / 13:00〜13:15
築城基地の第8航空団によるフライト。
F-2が2機飛び回ります。機動飛行なのでかなり高速で飛行したりギリギリの低速での飛行を見せてくれます。


ブルーインパルス T-4×6 / (13:20)13:45〜14:30
航空祭の最注目イベント!6機のT-4によるアクロバット飛行。
4機のダイヤモンド隊形によるテイクオフに始まり様々なテクニックを見せてくれます。
ぶつかるんじゃないかと思う距離の飛行もあり「すげー!」しか出てきません。最高です。

地上展示

航空機地上展示 / 8:00〜15:00
正門から入ってしばらく行くと左手側に普段から展示してある航空機が並んでます。
ちょっと古いですがすぐそばで写真が撮れるので子供さんなんかにおすすめ。


コクピット展示 / 8:00〜15:00
戦闘機のF-2のコクピットを間近で見せてくれる貴重な機会。
かなりの長蛇の列で待ち時間に耐えられる方はぞうぞ。


航空機整備、兵装展示 / 8:00〜15:00
F-2、T-4を展示してありました。
それらの装備品なども近くで見学する事が出来ますよ。
 F-2の展示。
F-2はのカラーリングが特徴的。洋上迷彩がかっこいいですねぇ!
上から見れば海に、下から見上げれば空にとけ込むように塗装されています。日本は島国ですから海上を想定されてるんですね。

F-2は、F-16を元に設計された日米共同開発の機体でF-16より少し大型化しています。
ステルス性も考慮されており部分的に電波吸収素材が使用されていて、空対艦の性能に優れているとても優秀な支援戦闘機です。
ASM-2(93式空対艦誘導弾)
国産の空対艦ミサイルです。初中期は慣性装置・電波高度計で誘導、終末期は赤外線画像装置による誘導で目標を捉えます。
日本は島国ですから洋上戦闘を想定した火器開発も盛んに行われているようですね。
AAM-3(90式空対空誘導弾)
AIM-9Lサイドワインダーの後継として開発されています。
短射程ミサイルですが、自身のセンサーが目標の熱源をとらえ追尾するので発射した機体はそのまま離脱する事が可能です。
AIM-7M(スパロー)
セミアクティブ・レーダー・ホーミング誘導方式を採用しており発射後も母機が目標をレーダーで捉える続ける事により誘導される。
T-4の搭乗体験もできるようでした。


車両展示 / 8:00〜15:00
ショベルカーやブルドーザーが展示してあり実際に乗る事ができます。
長男もあこがれのショベルカーに乗ってご満悦!
ブルドーザー
消防車両
ちびっこに大人気!


滞空火器総合展示 / 8:00〜15:00
ペトリオットなど防空火器がズラッと並べてあります。


写真展示 / 8:00〜15:00
休憩館に航空自衛隊で撮影された写真が展示してあります。


エプロン地区 / 8:00〜15:00
広いエリアの両側に大型の機体が展示してあります。
C-130H型輸送機
ハーキュリーズ。1000機以上が生産され今も世界中で使われています。
U-4
多用途支援機として5機が配備されています。
P-3C型航空機
オライオン。対戦哨戒機として配備されてます。
KC-767
ボーイング社製の旅客機B767-200ERを改造したもので、空中給油が可能。
AH-64D
アパッチ・ロングボウ。
AH-64の派生型で、ロングボウ火器管制レーダーを搭載してます。
ローターの上の丸いやつがロングボウレーダー。
UH-1J
イロコロス。連絡汎用ヘリ。
OH-6
カイユース。連絡観測用ヘリ。見た目の丸さから「フライングエッグ」とも呼ばれる。
F-15J
イーグル。複座式のものはF-15DJ。
いまも主要装備として日本の空を守っています。
T-7
航空自衛隊のパイロット養成を目的として開発された。
戦闘機と比べれば当然価格は安いが、それでも約2億3000万円するそうです。
T-4 
見た目からドルフィンと呼ばれています。
パイロットがプロペラ機での初等訓練終えて次に訓練で使用する機体。
現在のブルーインパルスもこの機体が使用されています。
CH-47J
チヌーク。輸送ヘリとして現在15台が配備されています。
昔は映画でよく見かけましたが最近は出演が減りましたかね。
このタンデムローターにはロマンが詰まってますよね!かっこいいです。

アトラクションなど


花自動車 / 8:00〜15:00
ネコバスやドラえもんバスに乗る事ができます。


警備犬訓練展示 / 12:00〜13:00
警備犬の訓練の様子を見る事ができます。


基地太鼓部「昇龍太鼓」演奏 / 11:30〜12:00

ご当地アイドル / 12:00〜12:30
「Cherish-ちぇりっしゅ-」が来てました。


「育徳館高校」管弦楽部 / 12:30〜13:00

やっぱりブルーインパルスが見たい!

ブルーインパルスが7機並んでいるのがわかりますか?
実際に飛ぶのは6機ですが1機は故障に備えて予備で置いてあるんです。
離陸前に観客に手を振ってご挨拶。
パイロット紹介から飛ぶまでが結構時間がかかります。
 ダイヤモンド隊形で離陸!機体同士の距離の近さから操縦技術の高さがうかがえますね!
 航跡がわかるように煙を出しながら飛び回ります。
 5機の密集隊形から
 散開しつつ
 キレイに陣形を組み直し
 平行に飛んで行く!
 軌跡が美しいですなぁ!
左右から飛んできて交差するアクロバット飛行!
見よこの距離を!お互いを信頼して飛ぶしかないですよね。すごい!
フォー・シップ・インバートという技。4機編隊でロールして飛行します(180度反転)。
当たり前のように飛んでますが、とても高い技術が必要らしいですよ。
 6機のデルタ隊形。
5機が同時に上昇して上空で散開。花が開いたように見せませんか?
5方向に散らばった後に戻ってくるのですが、
戻ってきた5機は空に星を描いて行きます。

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まとめ

帰りは隊員のお兄さんが笑顔でお見送り。
DJ風にしゃべり倒してくるのでちゃんと返事してあげてくださいね。
ヽ(*´∇`)ノ

撤退開始の時間にはご注意。ブルーインパルスのアクロバット飛行を最後まで見ていると人の波にのまれます。終わる5分〜10分前には出口に向けて移動開始しましょう。最後までみたいのはやまやまなのですが、出口がむちゃくちゃ混みますからね。

遠いし人は多いし荷物は多い。それでも毎年行きたくなる築城基地の航空祭。大きくなって初めて参加した長男も戦闘機に大興奮!彼もしばらくはこの熱が冷めない事でしょう。

以上、築城基地 航空祭 2017でした。
それではまた次回!