1歳のお祝いは餅踏みをしよう!九州は背負い餅ではなく餅踏みです。

先日次男が初めての誕生日を迎えたときに餅踏みをしたので、1歳のお祝いについてまとめました。
みなさんこんにちは!soeパパです。[@soepapa_hibilog ]

全国的に1歳のお祝いは「背負い餅」といって、背中に風呂敷で餅を背負わせてから歩かせるものが多いそうです。

九州では「餅踏み」が一般的なのですが、九州全域の文化であるかは不明です。
少なくとも私の生まれた福岡県と、奥さんの出身地の長崎県では1歳は「餅踏み」でお祝いというのが共通認識。
まわりの知人に聞いてみたのですが佐賀県熊本県鹿児島の方は「餅踏み」でお祝いするとのことでした。

初めて「背負い餅」を知った時は「ハハハ、赤ちゃんに餅背負わせるとかないわー」とか思っていたのですが、自分たちの方が少数派だったとは。笑

1歳のお祝いの行事(九州地方)

餅踏みは赤ちゃんが1歳になったお祝いで行うの伝統的な儀式で、両家の親族が集まりお祝いをします。

  • 健やかな成長を願い餅踏み
  • 将来を占う意味で選び取り

内容についてはあとで解説しますね。

餅踏み選び取りをした後は、みんなで食事をしたりするケースが多いです。もちろん食事の後に餅踏みでも問題ありません。

場所は自宅、どちらかの実家、またはお座敷のあるお店など。
料理の準備など大変なのでお店に集まるのが現在では多いのではないでしょうか。
私自身のお祝いは自宅でやってくれたようです。(40年近く前なので参考にはなりませんが。)

お祝いの準備

step.1

参加してくれる方を確認しましょう。

人数を把握しないとお店選びもできないですからね。
基本的には両親、自分たちの兄弟・姉妹に声をかけるといいと思います。
step.2

日時と場所を決めましょう

参加してくれる方の都合を考え決めます。

わたしの場合は土曜の11時に、お店に集合してもらいました。

自宅以外ならお店の予約が必要です。良さそうなお店に電話して、餅踏みが可能か確認します。
1ヶ月前には予約しておいた方が無難ですよ。
step.3

必要な物を準備しましょう

必須なもの
餅踏み用の紅白の餅
選び取り用の品物
可能なら用意したいもの
草鞋(わらじ)

基本的には草鞋をはかせるのですが、準備が難しければ無くてもいいかなと思います。
餅を買うときに一緒にセットだったりオプションであったりするので注文の時に一緒に聞いてみるといいかもしれません。
step.extra

その他に用意したいもの

・誕生日ケーキ
・誕生日プレゼント
・赤ちゃんの衣装
・記念用の手形
・記念撮影用のカメラ

これらは絶対必要なものではありませんが、あればより良いお祝いになるのではないでしょうか。
食べ物以外は早めに準備を始めると安心ですね。

お店でお祝いするなら、餅の切り分け用の包丁餅の持ち帰り用の容器も必要。
バースデーケーキを用意する場合は、念のためケーキの持ち込みをしても良いかお店に確認が必要です。

赤ちゃん用祝い膳は必要?

赤ちゃん用の祝い膳をどうするか?という問題もあります。

赤ちゃん本人はまだ食べれませんし完全に飾りになってしまいますが、主役なのにテーブルに何もないというのも寂しいものですよね?2,000円〜3,000円かかりますし、無いなら無いで困らないので用意するかお悩みの方もいらっしゃると思います。

わたしもコスト面で悩みましたが生まれて始めての誕生日なので用意してもらうことにしました。

写真は長男の時の祝い膳で、やっぱりあった方が華やぎます。痛みやすいものはその時みんなでわけて残りは翌日の私のお弁当のおかずに。

お店によっては対応できないところもありますので、準備したい場合は予約する時に確認してみてくださいね。

一升餅をネットで購入する


楽天市場だと「伊富貴」というショップが人気のようですね。
確認した時点では送料込みで2800円でした。


セット内容もしっかりしていますがわらじは付いてないようです。

わらじも欲しいという方はこちらの「古川山荘」というショップが扱っていたのでこちらも参考にしてみてください。
2020年2月確認時点で、価格は3,456円(送料660円)。

わらじは1,620円でした。こちらのお店は送料別なのでお餅と一緒に買ったほうが経済的です。
他にもわらじのみの販売してるお店もありましたが2,000円前後が相場のようですね。

お祝い用の衣装を用意する

せっかくのお祝いなので主役の赤ちゃんも正装させてあげましょう。
ちょっとおしゃれな羽織袴風のロンパースもありますよ。
女の子用の袴はピンクと赤の2種類。
「おぢか屋」という楽天市場のショップで取り扱っています。
かわいいカラフルわらじ。布製なのでチクチクしないので赤ちゃんに優しいですね。
おぢか屋では一升餅も扱っているので衣装と一緒にまとめて注文するといいかも。

「餅踏み」とは?

餅は一生食べ物に困らないようにと、一升(約1.8kg)の餅。

踏ませる餅にはそんな意味がこめられているそうです。

なぜ餅なのか?諸説あるので由来ははっきりしないのが正直なところ。説はいくつかあるのですがここでは割愛させてもらいます。お祝いといえば餅みたいなとこありますしね。

餅踏みの起源ははっきりしないですが、少なくとも赤ちゃんの成長を願って行われてきた儀式なのは確かです。


九州地方の餅踏みは草鞋(わらじ)を履かせ餅の上に立たせ(歩かせ)ます。
大地にしっかり足をつけて歩いて行けるように」との願いが込められており「子どもの生命力を高め、歩きだす力を与える」とも言われているようです。

丸い餅が一般的なようですが、餅踏みの場合は餅を大地に見立ているので形は丸じゃなくてもいいのかなと思います。ちなみに、わたしが頼んだ餅は四角でした。

自前で餅ついて用意するのは大変なのでお米屋さんやお菓子屋さんに問い合わせるとたいてい取り扱っているのでそちらで購入するのがおすすめです。

また、餅を踏ませる時に「南天の枝」を持たせることもあり、これは「難を転じる」に通じることからお祝いごとでは験(ゲン)を担ぐ意味で南天はよく使われています。
赤飯に葉っぱがのっているの見た事ないですか?あれも南天の葉っぱです。

餅踏みのやり方

まずは「草鞋(わらじ)」をはかせ、一升餅の上に立たせて餅踏み」。 そのままハイハイか歩いて進ませて「選び取り」をさせるのが基本的な流れです。
(あくまで私の生まれた地域でなので微妙な違いがあるかもしれません。)

写真ではタオル地で編んだ草鞋(わらじ)を履かせているのですが、これはうちの母が趣味で草鞋を編みまくっているのでお祝いに合わせて作ってもらいました。

「選び取り」とは?

いくつかの職業を象徴する道具をならべ、餅を踏んだ後に選び取らせて将来を占うものです。
選び取りの道具「お金、筆、電卓、定規、パソコン」
基本的な選び取りアイテム。わが家は時代に合わせパソコンをプラスしてみました。
  • ものさし、定規・・・職人の才能
  • そろばん、電卓・・・商いの才能
  • 筆、えんぴつ・・・芸術の才能
  • お金・・・お金持ちの才能
この4つが一般的で、現在ではこれに好みで道具をプラスする事も。
  • 調理器具・・・料理人の才能
  • ボール各種・・・球技の才能
  • 楽器・・・音楽の才能
  • 工具・・・エンジニアの才能
  • パソコン、マウス・・・ITの才能
他にも思いつく限りのものを置いてもかまいません。
(*´∀`)
お祝い事は楽しい方がいいですから。
赤ちゃんが何を選び取るのか?大きくなった時に話すときっと楽しいですよね。
わが家の場合は、長男次男お金をつかみ取りました。
(´・ω・`;)商才か〜
選び取りの結果はともかく、二人ともお金を大事にする人になってほしいものです。

私自身はマジックを握りしめて父にだっこされている写真が残っていて、偶然ながらも現在は商業的なデザインのお仕事をしています。
ちょっとおもしろいですよね。

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餅踏みの後は

両家の親類が一同にそろう事は結婚式以来なかなかありません。
せっかくなので記念撮影をしましょう!
これは絶対した方がいいです。
写真苦手という方もめんどくさがらずに是非!

写真以外に記念になるもの


その他にも手形・足形を取り記念にするというのもあります。
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シャチハタの手形用のインクとスタンプ台。
お店でお祝いの場合、後片付けや服が汚れると大変なので自宅でやりましょう。
インクを手や足につける前にハンドクリームを先に塗っておくとインクを落としやすくなるので参考までに。
立体的に手形をとれるキットもあるのでそちらもおすすめです。
ただ誕生後の記念用のものが多く、それらは当然「新生児」を想定して作られており、1歳の手の大きさだと手形だけしか取れないかもしれないのでサイズにはご注意ください。

やり直しはできるけど、だんだん乾燥していくので2,3回がやり直しの限界とのこと。

どんなお店を選べば良い?


私は大川市住まいなのですがお祝い事で一番オススメしたいのは「梅の花系列のお店」。

梅の花のまわしものでもなんでもありませんが、とてもサービスがよくいろんなワガママを聞いてくれます。
なかでも私は「かにしげ」がお気に入りで、お祝い事で利用する率ナンバーワンです。
長男のお祝いは「かにしげ」でしたのですが事前の席の内容を伝えておけば赤ちゃん用の祝い膳や、鯛の尾頭付きを用意していただけます。

記念写真もお店側が撮ってくれて帰りに印刷したものを渡してくれますし、母の誕生祝いで使った時は湯のみをお土産に貰いました。
対応もとても丁寧なのでお祝いの時はとても重宝するお店です。

かにしげ佐賀大和店で1歳のお祝いで餅踏みしてきた話。
次男のお祝いは久留米市城島町の「十吉(とうきち)」という蕎麦屋さんでお祝いしました。

ご飯はとても美味しかったのですが、サービスに関してはかにしげの方が良かったかな。
お店そのものはとても良かったんですけどね。
こちらのお店の感想などはまた別の記事にしたいと思います。

お祝いといえば鯛。めでたい!

鯛の尾頭付き
祝いの席にはやはり「鯛のお頭つき」ですよね!

お座敷のあるお店は予約の時にお願いしておけば準備してくれるところが多いのですが、対応できないお店の場合は自前で用意していきましょう。お寿司屋さんやお魚料理のお店にお願いすれば1000円程度で承ってくれるのでその方がお手軽なのでおすすめです。

今回は大川市の「はつ美寿し」に注文してこんな感じの鯛を準備してもらいました。
電話でお願いした時は800円〜1000円位と言われて、違いは大きさとのことだったので大きめの1000円の方で注文。
立派な鯛を用意してもらってとても助かりました♪
下の皿は返却する必要があるので、帰りに持っていくか回収してもらってください。
出前と同じですね。

次男は1歳になったばかりなので何でも食べれるという訳ではありませんが鯛の身をほじくって口に運べば喜んで食べてくれましたよ。
離乳食のおかゆにほぐして混ぜてもいいと思います。

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まとめ


1歳の記憶が残る事はほとんどないかもしれません。
だけどしっかりと記録しておけば、色々わかるようになった頃一緒に見ればきっと楽しいですよね!

参考になりましたでしょうか?
それではまた次回!