みなさんこんにちは!soeパパです。[@soepapa_hibilog ]
答えは「半時計回り・左回り」です。
これは北半球の場合で、南半球では「時計回り・右回り」になるんですよ。
ではちょっとした台風に関しての豆知識についてお話しますね!
台風は進行方向の左右で強さが違う
北半球での台風は全て反時計回り。真上から見て右から左へ強い風が渦巻き状に吹いています。
台風の風とは別に台風を移動させている風があります。それは、進行方向の真後ろから吹いて台風を押している風です。
進行方向を真ん中から割って右の半円は移動させている風と台風自身の風が同じ方向にふくため相乗効果で風が強くなるんですよ。
反対に左の半円では移動させる風と台風の風が逆に吹き合って相殺されるために右半円より弱くなってしまいます。
というわけで、台風の右側の風は強く、左側の風は弱い。
台風の吹き返しとは
台風の中心部分は「台風の目」と呼ばれ、無風で太陽が見える事もあります。進路上のど真ん中の地域は始め東から西へ風が吹いていますが台風の目に入って無風状態が終わると逆の西から東へと強い風が吹き始めます。
これが吹き返しと呼ばれるものなんです。
また、ある地域から見て台風の目が東または南を通過する場合「東→北→西」と反時計回りに変化し、西または側を、台風の目が通過する場合、「東→南→西」と時計回りに風向きが変化します。
台風の目が通過する場合は「東→西」ですね。
北半球の台風は全て反時計回りのワケ
台風の回転方向は「コリオリの力」というものが関係しています。
まずは先に「コリオリの力」について説明してみます。
コリオリの力とは、回転座標系上で移動した際に移動方向と垂直な方向に移動速度に比例した大きさで受ける慣性力(見かけ上の力)の一種であり、コリオリ力、転向力(てんこうりょく)ともいう。1835年にフランスの科学者ガスパール=ギュスターヴ・コリオリが導いた。
北極点から赤道上に向かってボールを投げたとします。(もちろん現実的には無理ですし空気抵抗もないものとします。)
地球は自転していますので放たれたボールが目標地点としたところには到達せず目標地点より右側に達します。
理由は自転により目標地点は投擲者から見て左にずれていってしまうからです。
また、空中での軌跡はまっすぐですが、地表をたどった軌跡は赤線の用に投擲者から見て右へとカーブする事になります。
これは北から南への場合になります。
次は南から北への場合を考えてみましょう。
今度は電車を想像してください。
電車は西から東へと進行しています。実際にやったら捕まってしまいますが、窓から電車の進行方向と直角に北へボールを投げたとします。
投擲者からはまっすぐ飛んだように見えますが地上から観測した場合は斜め方向に飛んでいる事になります。
投げたエネルギーと電車の移動する慣性力が合わさるためです。
これを踏まえて先ほどの北極点からボールを投げた場合の話に戻ります。
今度は北極点より少し南下してボールを投げてみましょう。
北極点では自転の移動エネルギーは0です。南下すれば最大値の赤道より弱いですが投擲者自身も横に回転移動している事になります。
そのまま赤道に向かって投げると今度は先ほどよりもまっすぐに近い軌跡で飛ぶ事になります。
投擲者自身が地球の自転により西から東へ移動しているためです。
その事だけを考えると自転による横への慣性力が合わさり投擲者から見て左に飛ぶことになります。
ですが最初の北極点からの投擲と同じく南側、赤道に近いほど自転の速度は速くなります。北極点に近い慣性力より赤道に近い自転の速さが勝るため実際には投擲者から見て正面より右寄りに到達することになるでしょう。
台風に当てはめてみるとこうなると思います。
点線の矢印は本来進むはずの進路ですがコリオリの力によって右へと移動しています。
台風の風は周囲から中心に向かって吹いていますので本来回転する事はありません。
「コリオリの力」だけが要素ではありませんが風が右へ右へと転向させられる事により回転力を得て渦になるのです。
南半球はこれが逆になるので時計回りの台風にしかなりません。
これは台風規模の大きさだからこそ影響があることで、竜巻や洗面所に溜めた水の排水口への流れには影響なし。
その規模のことではその他の要素が強いため必ず反時計回りになることはありません。
また、赤道上はコリオリの力が働かないので水を抜いた時に渦を巻かない・・・なーんてインチキを見せる観光地もあるので面白いですね。
(*´꒳`*)
台風の進路
毎年に多様な経路で台風はやってくると思いますが、台風は上空の風や地球の自転の影響で北へ向かう性質を持っています。低緯度では東風が吹いているので西へと移動しながら北上し、強い西風(偏西風)が吹く中・高緯度に到達すると速度を早め北東へ進んでいきます。
この偏西風で速度が上がり強い勢力を保ったまま上陸することになるので秋の台風が強くなるのはこのためです。
夏の台風は偏西風も弱まるので流れを決める風がなく複雑な動きをすることがあり進路予測も困難なため思わぬ地域に被害がでることがあります。
強さの階級分け
台風には階級分けがありますが基準は以下の通りになっているようです。
風速による階級分け | |
---|---|
強い | 33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満 |
非常に強い | 44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満 |
猛烈な | 54m/s(105ノット)以上 |
大きさの階級分け (風速15m以上) | |
---|---|
大型(大きい) | 500km以上~800km未満 |
超大型(非常に大きい) | 800km以上 |
日本のサイズで考えてみると超大型がどれだけ大きいかわかりますね。
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まとめ
- 台風は北半球では半時計回り
- 台風の進行方向の右側は風が強い
- 夏の台風は進路が不規則
- 超大型は日本の本州より大きい
- 台風のフー子は超かわいい
途中ちょっと小難しい話でわかりにくかったかもですね!すみません!
ですが、どれだけ知識を深めようと台風自体が来なくなる事はありません。台風が接近・暴風域に入った時には被害が少しでも小さくなるようしっかりと備え、むやみな外出は控えましょう!
それではまた次回!