柳川市観光｜御花のさげもんめぐりに行ってきた！

さげもんの季節がやってきましたね！
みなさんこんにちは！カツオです。[@katsuo_dengon ]

福岡県柳川市ではちょっと変わったひな飾りの「さげもん」という古くから伝わるものがあります。

柳川市の色んなところでさげもんを見ることはできるのですが、今回は御花(おはな)のさげもんを見学してきましたので紹介しますね。

さげもんとは

柳川市の古くからあるひな祭りの風習で、父方からはひな壇、母方からさげもんを贈るのが習わしとなっていました。

竹の輪に柳川まりと細工物が交互に７個付いた紐が7本下げられていて、竹の輪の中央には２つの大きい柳川まりが飾られています。

７×７で49個、さらに２個プラスして合計51個。

簡略化されたものもありますが、基本的にはこの形状に従って作られています。

7個の飾りのついた紐が7本の理由

人生50年言われていた時代、女性であることから一歩引いて49年としてさげもんには49個の飾りがさげられているそうです。

中央にある２つの柳川まりは？

紐の飾り49個と中央の柳川まりを合わせて合計51個。この数字には49年に2年足して人生50年を越える51年として長寿の願いが込められています。

さげもんの由来

柳川城の奥女中の嗜みとして、着物の端切れで琴爪入れや子どものおもちゃなどを作り贈ったものが始まりとされていて、また、奥女中たちの里帰りで庶民にも広まったそうです。

御花とは

柳川藩5代藩主の立花 貞俶(たちばな さだよし)が政務の疲れをいやし家族とゆっくりと過ごすために場所として別邸として建てられた建物が御花です。

当時の地名が御花畠であったことから「御花」と呼ばれるようになったとの解説が案内板には書かれていました。
御花は国の名勝として指定されていて、本館、迎賓館である西洋館、 庭園の松濤園（しょうとうえん）があり、 松濤園には毎年飛来する渡り鳥のカモが冬の風物詩になっています。

一度は訪れたい柳川の観光スポットのひとつですね。

御花

住所 〒832-0069 福岡県柳川市新外町１
開館時間 9:00〜18:00

入館料
一般 500円
高校 300円
小中 200円


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御花のさげもん

エントランスを入って階段を上ると庭園を上から見ることができます。
「さげもん」を見学する場合は左手の通路から「西洋館」に向かいましょう。

渡り廊下のひな飾り

渡り廊下には両壁にさげもんが飾ってあります。
ここを進むと西洋館。

西洋館１階のひな飾り

西洋館の外観はこんな感じ。１階には２か所展示してあります。
１部屋は当時の雛飾りが各種展示してありました。
右奥のでっかい人形は若干ホラー感がありますが、当時の時代感のあるものばかりですね。
ひな人形も本物って感じがしてすごいです。
もう１部屋は記念撮影用のスペースでした。
さげもんをバックに記念撮影可能です。
背景用のさげもん。こんなに飾りがあるのにそれぞれ違う飾りがついてるんですよね。

西洋館２階のひな飾り

こちらがメインのひな飾りで、西洋館の２階にあります。
とにかくでかい！
ひな壇は２セットが左右に飾り付けてありました。
個人的には左側の方が好きかな～。
というわけで左の方によってみました。
さげもんの飾りにはそれぞれいわれがあります。


どの飾り付けも子供の成長を願うものばかりですね。
わが家は男ばかりなのでひな飾りをする事はありませんので、ひな祭りがちょっと羨ましかったりもします。

映画の撮影に使われた西洋館

漫画が原作の実写映画「坂道のアポロン」の撮影に西洋館が使用されたそうです。

坂道のアポロン(2018)
監督　三木孝浩
脚本　髙橋泉
原作　小玉ユキ

出演者
知念侑李（Hey! Say! JUMP）
中川大志
小松菜奈
薫が暮らす叔母の家として使われたそうでが、私が御花に行ったときは公開前だったのでどこが撮影に使われたかは不明です。
 西洋館の階段。
 西洋館2階の大広間。
西洋館１階の暖炉。

ファンの方には聖地として訪れたいスポットですね！

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まとめ

柳川市の観光スポットは川下り、うなぎのせいろ蒸し、柳川温泉、北原白秋生家などなどがありますが、柳川観光ツアーなら御花は必ずルートに入るほど有名なところ。
どうせ行くなら通常時よりも楽しめるさげもんの時期がおすすめですよ！

さげもん祭りは御花のものが代表的ですが、柳川市全体で開催されています。
２月から３月の間は各所でさげもんが楽しめるので是非柳川に遊びにきてみてくださいね！

以上、御花のさげもんめぐりに行ってきたでした！
それではまた次回！