みなさんこんにちは!カツオです。[@katsuo_dengon ]
ほくほくのねっとりとした焼き芋ほど素晴らしいスイーツはありませんよね!甘くて美味しい焼き芋が食べたい時はみなさんどうしますか?お店に買いにいきますか?もちろんお店で買えばほぼ確実においしい焼き芋を買うことができるでしょう。ですが家庭で簡単に美味しい焼き芋が作れるとしたらどうでしょう?
今回はオーブントースターで作れる誰でも簡単、そして確実に美味しくなる焼き芋の作り方を紹介します。作り方はいたってシンプル。さつまいもをオーブントースターに入れて30分〜40分焼くだけです。たったこれだけでびっくりするほど甘い焼き芋ができるんですよ!それでは作り方となぜ美味しくなるかを解説していきますね。
オーブントースターでの焼き芋の作り方
まずはさつまいもを買ってきます。細めのものがおすすめです。理由は太すぎると中まで熱が通らずムラができるからです。また端の切り口が黄色いものがねっとり系の場合が多いので黄色いものを選びましょう。調理前にさつま芋を洗いましょう。ゴシゴシと手で土を落とす程度に洗います。おじさんですが手荒れしたくないのでゴム手袋装備です。
オーブントースターにさつまいもを並べます。使い込みすぎたオーブントースターでお恥ずかしいですが、細い物なら4つくらいはいりますね。水分は拭かなくても問題ありません。
トビラを閉めたらトースターの限界時間までまわします。わが家の物は15分までで温度調節機能はありません。庫内の温度は一般的なものならだいたい200度くらいまで上がります。
ある程度時間がたつと電熱器が切れてしまいますが、これはサーモスタット(自動温度調節機)が作動しただけで、温度が一定以上になると自動的にスイッチが切れて、一定以下の温度まで下がるとスイッチを入れてくれますので気にせず15分経つまで待ちましょう。
15分たったら再度目一杯まわして後は放置するだけです。15分+15分で30分ですからね。30分経ったらトビラを開けてさつまいものやわらかさを確かめます。ブヨブヨとやわらかくなっていたら出来上がりです!少しかたいなと思ったら10分追加で加熱してください。ここら辺は慣れるとだいたい勘で分ってきます。
ちなみに30分経ったからといってすぐ開ける必要は無くそのまま放っておいても余熱で低温調理が進みますので甘さが増します。ただ放置しすぎても冷えてしまうので温かいうちに食べましょう。
ハイ、出来上がり!奥さんや息子達が喜ぶ甘くて美味しい焼き芋の完成です!
4本99円の鹿児島産のさつまいもでしたが1本25円とは思えない美味しさでしたよ。
甘い焼き芋を作る秘訣
みなさんがご存知の通り、さつまいもの主成分はデンプンです。さつまいもを甘くするにはそのデンプンを糖化させる必要があるのですが、ではどうすればデンプンが変化するのでしょうか?先に答えを言ってしまうと「デンプンを糖化させるには70度くらいで加熱する。」です。
デンプンは加熱すると糊化(こか)という現象を起こします。ネットリした状態ですね。このデンプンが糊化する温度が65℃〜75℃。さらに加熱すると80℃を越えたあたりから変化しなくなっていきますので加熱しすぎないという事が重要。
さらにこの糊化したデンプンは、さつまいも自身が持つβ-アミラーゼという澱粉糖化酵素でデンプンをマルトースと言う麦芽糖に変化させることで甘さを増すのです。このβ-アミラーゼは70℃前後で活性化するので、糊化と澱粉糖化酵素が働く70℃で低温調理する事がさつまいもを甘い焼き芋に変える秘訣なんですね。これがオーブントースターがおすすめの理由でもあります。サーモスタットがついている機種なら高温になりすぎるとスイッチが切れるので加熱し過ぎを防げますからね。
甘い焼き芋を作るコツがもうひとつ。
さつまいもは収穫してすぐより1〜2週間程度寝かせることでもデンプンは少しずつですが糖化しますので、買ってきた(もしくは掘ってきた)さつまいもは新聞紙に包み冷暗所で段ボールなどに入れて保存しましょう。また、さつまいもは寒さに弱いので冷蔵庫にいれると早く痛むので注意して下さいね。
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焼きいもの作り方まとめ
- オーブントースターで30分〜40分焼く
- デンプンの糊化は65度〜75度
- 糊化デンプンの糖化は70度前後
- 買ってきてすぐではなく寝かせる
- 寝かせている間にも糖化する
- 冷蔵庫では保管しない
レンジで加熱した場合と明らかに違いがありますし、トースターはタイマーがあるので忘れてほったらかしにしても安全安心!なによりコスパもすごくいいので一度試してみてくださいね!
以上、オーブントースターで作れる簡単美味しい焼き芋の作り方でした。
それではまた次回!